OpenGL ES 2.0技術編
OpenGL ES 2.0(OpenGL for Embedded System 2.0)はOpenGLの関数群を踏襲しつつも携帯端末や家電など低スペックなマシン用に冗長な部分をざっくりとカットした軽量版OpneGLです。この前身であるOpenGL
ES 1.1は固定機能がありましたが、2.0になって描画部分が完全にシェーダに置き変わりました。そのため1.1との互換性はあまり無く、別物と考えた方が良いです。
OpenGL ES 2.0をやる理由は、OpenGLライブラリ+シェーダを覚えて使いこなす事でWindowsはもちろんそれ以外のプラットフォームでも動くマルチプラットフォームなゲーム等を開発できるためです。商用ゲーム機用のSDKもOpenGLと似た関数群になっている物もありますし、OpenGLではなくてES
2.0なので携帯端末や工業用アプリケーション開発などにも対応できるようになります。要は『手に職が付く』という事ですね。
DirectXと違いOpenGLは基本的にヘルパー関数等が無く一から実装する所が多いのですが、その分3Dの世界をより詳しく知る事が出来ます。なので、ゲーム専門学校生の皆さんには実はDirectXではなくてこちらを使ってもらいたいというのが最近の私の心情です。
とは言うものの、私も素人同然なので、いつものようにくどく牛歩で参ります(^-^;
OpenGL ES 2.0 その1 OpenGL ES 2.0が動く環境を用意する 2013. 8. 25 その2 エミュレータ上でHello Triangle 2013. 8. 25