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ゲームプログラマのためのBlender
その2 基本プリミティブを設置してみよう
前章でBlenderをインストールしました。この章では早速Blenderを起動し、基本プリミティブを出してみましょう。
@ 選択・削除・Undo
Blenderを起動するとちょっと「え?」っと思う事があります。次のような画面になるはずです:
最初から立方体が配置されているんですよね。もちろん、これは消して構わないプリミティブです。せっかくなので、このプリミティブを選択して消す方法を最初に学びましょう。
○ オブジェクトを選択する
Blenderでオブジェクトを選択する時には「Object Mode」にしておきます。上のスクリーンショットの下の方にありますよね。もしここが別の項目になっていたらObject Modeにしましょう。
Blenderの「選択」は右クリックです。オブジェクトだけでなくビュー内にあるあらゆる物は右クリックで選択可能です。例えば上の立方体の左側にあるカメラを右クリック選択するとこうなります:
選択されたオブジェクトは黄色く表示されます。起動直後の立方体はもう選択状態だったということですね。
○ オブジェクトを削除する
選択したオブジェクトを削除するには[del]キーを押します。すると次のような確認メッセージが出ます:
削除するならDeleteをクリック、やっぱりやめるならカーソルを確認メッセージからはずします。
○ やり直し(Undo)
間違って削除しちゃったなど、前の状態に戻したい場合はUndoします。これは下にあるメニューの[Object]→[Undo]を選択するか、[Ctrl + Z]ショートカットを入力します:
これで何か良く分からない操作で何かやっちゃった場合にも大丈夫です(^-^)
A 基本プリミティブを追加する
Blenderにかかわらず、多くのモデリングソフトは世界に置ける「基本プリミティブ」を持っています。Blenderで基本プリミティブを世界に置くには、下のメニューにある[Add]→[Mesh]で出てくる項目を選択します:
形状はアイコンを見れば何となくわかりますよね。UV SphereとIco Sphereという2つの球があります。UVの方は緯度経度でポリゴンを割ってある球で、Icoの方は三角ポリゴンで構成された球です:
ポリゴン数が少ないのはIcoの方ですが、見た目の綺麗さはUV側に分がある感じです。
プリミティブを置く時の「置き場所」は左クリックで先に決めておきます。ビュー内を左クリックするとアイコン(3D Cursor)が設置されます:
3D Cursorを設置してからプリミティブを配置する。これがBlenderの基本です。で、この3D Cursorの位置ですが、見た目では実は正確な所が良く分かりません。凄い手前かもしれないし、うんと向こうかもしれない。3D Cursorの正確な位置を知るにはビューの右上にある[+]をクリックします:
するとサブパネルが出てきます。その[3D Cursor : Location]に正確な位置が記載されています:
オブジェクトの位置を正確に合わせておくと言うのは、プログラムにオブジェクトを持って行った時にそれが正しいかどうかを検査するためにも大切です。上のXYZそれぞれをクリックすると値を直接エディット出来ますので、望む位置に合わせてプリミティブを設置しましょう。
これでプリミティブを設置できましたので、今度はその移動や回転をしてみましょう。