ゲームプログラマのためのBlender
ゲーム内に登場する3Dモデルはモデリングソフトで作成します。それらモデルはデザイナさんが作成してくれるため、通常プログラマはそのモデリング技術までを習得する必要はあまりありません。ただ、プログラマがモデリングソフトの「使い方」を知る必要はあります!それは例えばこんな理由からです:
モデリングソフトは元々は動画素材を作るツールです。美麗な動画を作る専用の機能を沢山持っていますが、その多くはゲームで再現できません。その為「ゲームで再現できる機能は何なのか?」をデザイナさんに伝える必要があります。
モデリングソフトのどの機能がゲーム側に反映できるのかを知るために、プログラマ自身がテストモデルを作らないといけない場面がちょこちょこ出てきます。モデルの形は適当で良いとして、例えばボーンを組むとかUV展開する、マテリアルを設定するなど、基礎的な所を一通り学ぶ必要があります。
モデリングソフトが標準で持つ「スクリプト」や「プラグイン」は自動化や機能拡張によりデザイナさんの作業効率を著しく向上してくれます。これはプログラム技術が必要でなのでプログラマのお仕事となります。
というわけで、プログラマはモデリングソフトを知らないといけません。そこでここではモデリングソフトの一つで高機能にも拘わらず無償で使用できる「Blender」を対象に、プログラマが知るべき事をまとめていこうと思います。
基礎編 その1 Blenderのインストール 2014. 10. 12 その2 基本プリミティブを設置してみよう 2014. 10. 12 その3 プリミティブを移動・回転・拡縮してみよう 2014. 10. 12 その4 ビュー操作で世界を見渡してみよう 2014. 10. 12 その5 Blenderからモデルを出力してみる 2014. 10. 13 その6 カスタムシェーダでの描画に挑戦 2014. 10. 14 その7 Blenderに外部のGLSLスクリプトを取り込む 2014. 10. 20
スクリプト編 その1 Blenderのスクリプト 2019. 2. 9 その2 オブジェクトの移動・回転・スケール 2019. 2. 9 その3 外部テキストのデータを取り込む 2019. 2. 9 その4 頂点からポリゴン生成 2019. 2. 10