その5 法線を取得する:サンプルプログラム
FBX修得編その5「法線を取得する」で説明した内容を踏まえたサンプルプログラムです。実行すると指定のFBXファイルのノードをたどり、その構造をツリービューで表示します。このサンプルではFBXに含まれている法線情報が追加されています。また、法線ベクトルの情報がファイル出力されています。
サンプルスクリーンショット。法線の情報が追加されています。
このサンプルは、新規のWin32アプリケーションでプロジェクトを立ち上げ、FBX SDKを設定し(設定方法はこちらを参照)、アーカイブ内の.h及び.cppをプロジェクトに追加することで動きます。サンプル内のFBXFile変数にFBXファイルへのパスを指定します。ソース及びオブジェクトはこちらからダウンロードできます(FBXSmp_No5.lzh)。
サンプル内のFBXNodeAnalizerBaseクラスはFBXファイルから得られたシーン(KFbxScene)のノードを解析し、ノードタイプに対応するメソッドを呼び出してくれます。例えばノードタイプがメッシュ(KFbxNodeAttribute::eMESH)の時はmeshNodeメソッドを、スケルトン(KFbxNodeAttribute::eSKELETON)ならばskeletonNodeメソッドが呼ばれます。
ツリービューの表示はFBXNodeAnalizerBaseクラスから派生したOutputFBXNodeInfoForWinクラスで行っています。親クラスがノードを回ってくれるので出力は簡単です。今回はこのクラス内のmeshNodeメソッド内でメッシュ情報を出力しています。ファイル出力は極めて適当な段階ですので参考程度に見て下さい。