Lua組み込み編
昨今のゲーム製作では「スクリプト」がすっかりお馴染みとなりました。スクリプト導入の理由は単純で、プログラムを再コンパイルする事無しにゲームを組み立てたりバランスを調整したいからです。新しいステージやキャラクタを、既存のプログラムを一切変更せずに追加できれば、それはもうとてつもない自由度とスピードを持った製作環境を得たことになります。また、ゲームを配布した後の有力なコンテンツ追加方法を得た事にもなります。昨今の超ボリュームなゲームが短期間で作れるようになったのは、スクリプトの力が認められて多くのゲーム制作に採用されたためでもあります。
スクリプトは自作ももちろん出来ますが、昨今はいわゆる「スクリプト言語」と言う専門の言語も多数登場しています。その中でC言語とのやり取りが簡単で高速に動くLuaは、ゲーム用スクリプトとして非常に多用されています。これを使わない手はありません。
Luaの文法は非常に簡単です。Lua文法については他のサイトにも情報が山ほどあります。ですから、これについて再度説明は殆ど致しません。ゲーム制作でのLuaの本質、本当に知りたい所はそこではないからです。Luaの本質はC言語とのやりとり、そしてゲーム制作上での採用方法にあります。そのベースとなっているのは、Luaが採用している「スタック」と「テーブル」と「コルーチン」。これには誰しもが苦労すると思います。でも、ここを抜けると凄いブレークスルーがあるのがLuaです。そこで、この編ではLuaの本質に的を絞ってこの言語を掘り下げていきたいと思います。正直言えば、殆ど私の備忘録な編です(^-^;
その1 Luaのインストール 2011. 3. 26 その2 Luaスクリプト事始め 2011. 3. 26 その3 コルーチンで状態遷移をLuaで制御 2011. 3. 26 その4 会得必須!Luaの真髄「テーブル」 2011. 3. 27 その5 LuaからC言語の関数を呼び出す 2011. 3. 28 その6 Luaからゲームウィンドウを作ってみる 2011. 3. 31