ホームテクニクビートを録音しよ〜!<誤差を最小限に出来ました!

報告編
その2 誤差を最小限に出来ました!


 報告編その1で判明したテクニクビートのスタート誤差。そして、その解決策として考案したサウンドトリガーを用いる誤差修正案。その1からその2までは、実は結構な苦労がありました。

 自動操作ソフトを改良し、サウンドトリガークラスを取り込みました。その実施報告です。



@ その効果たるや目から涙

 テストした曲は「Sky Kid」。リトライ画面から再開し、「ビシュウー」という再開音が消えたらすぐにサウンドトリガーを始動させます。ソフトウェアのウィンドウに、自動操作の開始を告げるシグナルを設置したのですが、曲が始まった瞬間そのシグナルがグリーン(自動操作スタート)に切り替わりました!!これだけでも結構な感動です。サウンドトリガーは見事にトリガーとしての役を果たしてくれたんです。

 最初の輪の消えるタイミングに合わせる様にボタンタイミングを調節します。大きいJUSTが出たところで、リトライを繰り返します。その結果、
何度繰り返しても大JUST、大JUST、大JUST!!!!

うわ〜〜〜〜ん(ToT)

 これは実が震える思いでした。一寸の狂いも無く同じタイミングを繰り返してくれます。やはり、ARIKAさんは音楽が始まってからのタイミングをしっかり保ってくれていたんです!感動でした。テストは大成功に終わりました!



B 浮き出てきたわずかな誤差

 さて、すばらしいタイミングでボタンを押してくれる自動操作ソフトを用いて、Sky Kidの曲を中盤あたりまで調整してみました。本当に驚くべきことですが、大JUSTだらけです。見ていて爽快、そして曲も違和感をほとんど感じさせません。ただ、この段階でわずかな誤差が浮き出てきました。時折ですが、大JUSTが小さいJUSTに変ることがあるのです。スタート時の大JUSTはここまで一度たりともはずしたことはありません。ということは、スタートのタイミングではないようです。良く観察していると、どうやらこれは処理遅れが蓄積した結果生じるフレームのズレのようです。

 ただ、音ゲーですからBGMとのズレは許されません。その辺りの調整はARIKAさんだけあって素晴らしく、非常に小さな誤差範囲で収めています。正直音を聞いていてもそのズレはまず分かりません。つまり、この誤差は録音に対して十分な許容範囲です。どうやら誤差の問題はほほ完全に解決の方向となったようです。



C これからが大変な作業

 許容できるズレの範囲までソフトウェアを磨き上げました。後は、1曲1曲自動操作のタイミングを作り上げていくだけです。ただ、これが物凄い大変な作業になります。Sky Kidの曲(レベル2)でさえ5時間以上調整しても終わりません。理由は後半の調整をするために曲を最初から再生し直さなければならないためです。プログラムで言えば線形検索をしているようなもの。非効率甚だしいものがあります。これについてはあまりに酷く大変のようならビデオ等に録音して調整時間を算出する方法に切り替えようと思います。

 位置の調整はその5「ステージの指定の位置に移動させるには?」でアルゴリズムを述べたのですが、実際に調整してみると「目検討でも意外といける」ということが判明しました。最初に大雑把に動かしておいて、円からのズレを数十ミリ秒単位で調節していくとそこそこすばやく位置あわせが出来ます。簡単な曲はこれで良さそうです。

 ということで、今後曲が出来上がる度にホームページ上で報告していきます(曲をアップするという意味では決してありません)。全部出来た暁にはCDで聞ける形にして、どうにか皆さんに提供できたらばと模索しております!